05
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
   

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

228・「ファイナルファンタジー7」

ファイナルファンタジーVIIファイナルファンタジーVII
(1997/01/31)
PlayStation

商品詳細を見る



タイトル・ファイナルファンタジー7
発売年・1997
機種・PS
ジャンル・RPG
メーカー・スクウェア



一つの時代の終わりと始まりの号砲だった。
1996年3月、TVCMにて、これまで任天堂ロムカードリッジハードで製作されていたファイナルファンタジーの次回作がソニーのハード、CD-ROMのプレイステーションで制作されることが発表された。
SFCとはまるで違う3Dポリゴンで描かれた世界観。
登場人物が、魔晄炉を歩いていく姿は圧巻。
まるで自国で作られた黒船のよう、ゲーム業界関係者を轟かせた。
そして、まだ、浮遊状態だったセガ、任天堂、ソニー3つ巴の次世代ゲームハードの勝利の女神のほほえみは、この発売、いや発表をもってほぼソニーに向いてしまった。
そして、実際に地滑り式にプレイステーション、そしてファイナルファンタジー7が売り上げを伸ばして行った。

その映像美もさることながら、発売予定時期は実に9か月後の1996年12月。(その後、1997年1月31日に正式決定)
3月当時、当時高校1年生であれば、学年が上がり、部活の先輩が引退し、夏休みを終え、秋季大会や文化祭を終え、いよいよ受験の準備を…という時期の発売である。
社会人であれば、ジャネーの法則であっという間だろうが、少年たちからすれば、これだけ先の未来のことである。
世界観、キャラクター、システム…発表の度にゲームマスコミのペン先が激しく動き、その発表の度にユーザーは話を咲かせる。
美麗な映像は、度々映画の様とまつりあげられたが、消費者は、その前に9か月以上にわたってFF7の製作進行中の様子の観劇につき合わされる形となった。
そのCD-ROM3枚に及ぶ大演目とは…。

ゲームスタートすると、まずは、この後もFF7の十八番となってくる3Dポリゴンムービーが流れる。
そのシーンには、花売りの女性、エアリスの姿も。
そして、アバランチのメンバーがミッドガル内の魔晄炉に到着。
神羅カンパニーによる魔晄炉は、膨大なエネルギーを生み出す代わりに土地が枯れてしまうため、アバランチがテロで魔晄炉を破壊しようというもの。
???という金髪の大剣使いの人物が警備員と戦闘する場面に。
???とは、本編の主人公であるクラウド・ストライフ
直後、上官であるバレットとともに、魔晄炉のテロを行い、最初のイベントをクリアしていく。
その戦闘シーン、コマンド戦闘、アクティブバトルなど、基本的な部分は従来のFFシリーズを踏まえられている。
しかし、今までのFFにない立体感、攻撃防御のそれぞれの場面で、映画のように回りまくるカメラアングル。
迫力は段違いだった。
装備ごとに大きく変わる武器、一方で、今作の防具は腕輪のみである。(+アクセサリーも)

その武器、防具に装着できる魔法アイテムがある。
それが、マテリアシステムである。
武器、防具には、マテリアをはめるための穴が開いてある。
そこに、魔法マテリアを装着することでブリザド、ケアル、ライブラといった魔法を唱えることができる。
一方、支援マテリア。
マテリアの穴は連結している部分もあり、魔法マテリアと組み合わせることで、魔法の全体化、武器、防具に属性を付加することもできる。
他に、ステータスアップの独立マテリア、召喚魔法を唱えることもできる召喚マテリア、などもある。
ジョブや魔石システムで魅了したFFシリーズだが、このFF7で大いに画期的なシステムを導入した。

また、ダメージを受ける毎にたまるリミットゲージ
満タンになると、各キャラ固有の必殺技を出せる。
リミット技は1~4までレベルがあり、その演出が(特に高レベルになると)派手である。(最上級技は特定アイテム入手&使用で覚える)

それ故に戦闘の読み込みはなかなか時間がかかる。
スタートに5秒、エフェクトに数秒、召喚魔法に至っては、2、30秒はざら。
RPGで当たり前出来事が、なかなか気の重い作業となっている。

さて、イベントを進めると、クラウドと幼馴染のティファとも合流。
へそ出しルックで巨乳、ミニスカートのナイスバディである。
そして、ミッドガルを進めると、エアリスという花売りに出会う。
その後も、神羅カンパニーで実験体にされていたレッドⅩⅢという獣キャラ。
人形キャラであるケット・シーといったユニークなキャラも。
そしてFFシリーズでおなじみの名前、シド・ハイウィンド、今回は槍使いのプレイヤーキャラとしての登場。
また、進め方次第で、銃使いのヴィンセント、くノ一のユフィが合流する場合もある。

そして、このゲームで大きく性能や可能性をアピールしたのが、多くのミニゲーム
ミッドガル脱出時には、バイクで他の敵を撃退しながら進んでいくゲームを行い、コンドルフォートでは、リアルタイムS・RPGのようにユニットを配置して、登ってくる敵を撃退する。
雪山では、スノーボードで山下りを行い、潜水艦では、いかにも本格的な潜水艦操作を行いながら敵の潜水艦を撃破する。
そして、ゴールドソーサーでは、上記(一部除く)+多くのミニゲームが遊べ、闘技場やチョコボレースといったやりこめるタイプのミニゲームが遊べる。
FFシリーズお馴染みのフィールドの乗り物であるチョコボだが、チョコボを育てて、レースで買ってアイテムを獲得。
また、通常のチョコボだけでなく、山チョコボ、川チョコボ等、育て方次第で通常では、入れないエリアを通れるチョコボ(クリアには関係ないが)の育成もできる。

故にか、難易度自体は比較的簡単な部類になる。
極限まで強いアイテムが手に入ることがありますから。(無論、闇雲にそういうアイテムは取れませんが)

さて、クラウドは、時折、セフィロスとの思い出を回想することがある。
このクラウドとセフィロスの思いの交錯こそが、このFF7のストーリーの軸となっている。
実際、炎の海に消えていくセフィロスの図は、FF7のPR画像の一つでもあった。
この回想イベント、時に1時間と長い時間を費やすこともある。
そして、CD-ROM1枚目の最終盤のある遺跡、一つの悲劇が襲う。
内容もさることながら、この演出はまさに、映画チック、ゲーム史の名シーンでも挙げられている。

FFシリーズのストーリーの中でも、内面にスポットを当てられた部分もある。
あらゆる場面場面を見ていけば、登場人物の心の中の苦悩が映し出されているシーンが見受けられる。
一方、ゲーム後半になっていくと、ストーリー展開もやや間延び気味というか、ほぼストーリーとゲームが乖離する状況となってしまう。
後半のストーリーは、基本的にヒュージマテリアの回収と、神羅カンパニー、そしてセフィロスとの決着といったあたりに長い時間を費やすことになってしまう。
そのあたりは、一場面の見せ場中心のゲームであった。


そういえば、このファンタジーに似つかわしくないスチームパンクの世界観である。
FF5まででお馴染みだったクリスタルは、FF6に続いて登場しなければ、お城もない。
ゲーム版3D世界を表現するのであれば、ロビンフットの森のような大自然の絶景よりも、近未来風の鉄や油の匂いのする鋼鉄の施設やスラム街の方が、表現としてはマッチするからだろう。

この長閑な村に住んでみたい…と思う等、RPGとは、知らない光景や、夢のような世界を旅するという、疑似体験のツールでもあっただけに、ファンタジー色が薄くなって残念な部分も少なからずあったかもしれない。


思えば、政治の世界では、地方再生事業と銘打っておきながら、山奥に豪勢な城や橋を建て、そのハコで人々を魅了しようと画策した。
また、時に甘く、挑発的な発言で、ヒーローとヒールを明確にして、人々を熱狂の渦に巻き込んだ劇場型政治が、非難にさらされながらも、長い季節のように周期的に行われてきた。

FF7は、3枚組のCD-ROMの内外ともに、まさしく劇場だった。
CD-ROM内では、映画のような演出を以て表現された画像やワンシーンで魅了され、ROM外では商品の発売を高らかに宣言し、新システムの発表の情報を多数の雑誌等で小出しにすることで、9か月以上も延々とユーザーの目線を釘づけにしてきた。
そして、次世代ハード戦争では、PSに勝利を確実にし、以降の次世代機の作品の礎にもなった。
お金を払う人受け取る人そのまた潤う人で立場の違いはあれど、ゲーム関係者は熱狂し、その風に乗って大ヒットを記録した。

一方で、読み込みによるプレイ時間の間延び等、新たな課題を抱えることになった。
なにより、製作費(一説には30億円)等、ゲームの環境が育ちすぎて行き、たとえば、おまけ要素であるはずのミニゲームは、もはや、ミニゲームやおまけ要素がなければつまらないという声も生むことになった。
何かを手に入れれば、何かを失う、その逆もしかり、功罪相償う側面もFF7にはある。

だが、最終的にそういう道を選んだのは、他ならぬ我々を含めたプレイヤー自身である。
快適なプレーよりも、そういう物がいい、というアピールを、言葉でなく、貨幣で語ったのだ。

PSのRPGを象徴する物品となってしまったファイナルファンタジー7。
特定のゲームがブランド化し、一方で制作環境の変化もあり、SFC限りで役割を終えたゲームも多く存在した。
作品、商品としてのクオリティの高さ自体に疑う余地は無い。
ただ、熱狂の渦の最中にあって、バランス感覚が揺らがざるを得なかったか。
美術・文学・音楽、多数の芸術を総結集させた結果が、政治力の勝負の場というものは、寂しいものである。
プレイヤー、その他ゲームにかかわる者たちに、物を見る目を問われる時代に突入していった。
が、それ以上に、劇場の完成度がものを言う側面も出てくることにもなっていた。
権力に負けない、民衆のしっかりした見る目を。
その結果、最終判断を下すのは顧客自身。

ゲームファン内外問わず無差別に見せ付けられた狂騒のFF7劇場。
その影響は、今尚もあらゆる場面に与え続けている。
スポンサーサイト

theme : RPG
genre : ゲーム

Comment

発売後、しばらく指摘されてたのが、

いわゆる、『新世紀エヴァンゲリオン』からのパクリ疑惑でしたよねぇ。

確かに、似通ったポイントは幾つかありますよね、例えば

*謎の存在ウェポン→使徒
*シスターレイ→ヤシマ作戦 とかでしょうか。

・・・まぁ、発売日がTVアニメ版『エヴァ』の放送終了から10ヶ月しか
経過してないため、そう言われるのも致し方ないでしょう。

少なからず、触発された点もあるかとは思いますが・・・。

レスです

FFシリーズは、これ以外にも他の名作アニメに影響された跡があるという説も聞きますね。

といっても、自分は当時エヴァンゲリオンはほとんど知りませんでしたが。

Secret

Trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ファイナルファンタジー7

『ファイナルファンタジーⅦ』は1997年にPS用として、 スクウェアから発売されたRPGです。 近所のコンビニで、夜中の発売解禁と同時に即購入。 今となっては懐かしいですね。ある意味、それがもっとも思い出深かったりも。

プロフィール

サフィア

Author:サフィア
どっかの賢者な男性
主にQMA(クイズマジックアカデミー)のプレイ日記と、レトロゲームレビュー、ゲーム批評もそこそこに。
誰もが知っているメジャータイトルから、ここでしか見られない?マイナー作品まで幅広く取り上げるつもりです。(ジャンル、ハードは偏るかもしれませんが。)

ハンドルネーム・サフィアの元ネタは、女神転生外伝・ラストバイブル2のヒロインキャラです。

また、QMAシリーズでは、『サフィア(ユリ)』でプレイ。
過去には、QMA賢者の扉では、『シノブリュード(マヤ)』『プリム(シャロン)』、天の学舎では、『レナCタイクーン』でもプレイしています。

過去の記事へのコメント&トラックバックも募集中^^











応援クリックよろしくお願いします

FC2Blog Ranking

応援クリックよろしくお願いします2

twitter

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

おすすめゲームサントラ

Amazonショップ

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

FC2カウンター

ただいまの閲覧者

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

現在の時刻

最近のコメント

最近のトラックバック

フリーエリア

ブログ内検索

フリーエリア

マンガ新聞

RSSフィード

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
ゲーム
2008位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
348位
アクセスランキングを見る>>
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。