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87・「AZEL(アゼル) パンツァードラグーンRPG」

AZEL パンツァードラグーンRPGAZEL パンツァードラグーンRPG
(1998/01/29)
SEGA SATURN

商品詳細を見る


発売年・1998
機種・SS 
ジャンル・RPG
メーカー・セガ

お勧め度    16/20


海外ゲーム事情を知るクリエイターの間では、日本で大ヒットしているRPGは海外では、あまり好かれないといわれる。
それは、少年少女が武器を振り回す姿や、少女がマッチョな男を叩きまくる映像に馴染めないから。
一方で禿でマッチョな筋肉だるまの男が主役をはるゲームが好かれる傾向にあるという。
海外ゲーマーはゲームの整合性を厳しく求める傾向にあり、ジャパニメーション風の少女戦士に熱狂するのは、ごく一部のマニアだという。
確かに、女対男の戦いを考えても、南海キャンディーズのしずちゃん(山崎静代)がアンガールズをKOすることはたやすい御用だが、さすがに軽量級の女子プロボクサーが重量級の男子ボクサーをKOすることは難しい。
でも、今やゲーム内では、ティーンズモデルが狂暴化した朝青龍を素手で倒すのと、きわめて似た行為が当たり前のように行われる。
いや、それもゲームの世界だからといわれれば、それまでかもしれないが、そういった疑問点や矛盾点は避けなければならないポイントである。
妄想という妄想は架空のものだが、妄想という商品は現実のものなのだから。
プレイヤーに「なんで?」と思わせながらプレーさせるのは、いまいち没頭できず、マイナス要素になりかねない、とくに海外では。

そんななか、今年(2011年)の1月、ある海外のアンケートで、日本のゲームでリメイクしてほしいゲームランキングで1位になったのが、セガサターンのみで発売された「AZEL パンツァードラグーンRPG」だった。
このゲームで戦うのも、レベルアップで強くなるのも、ドラゴンに乗る少年・エッジ、ではなく、彼が乗るドラゴン。
なるほど、これなら、ティーンズモデルが朝青龍をKOとか、のような不自然さ、ありえなさは感じられない。

セガサターンで2作品発売されたSTGシリーズ、パンツァードラグーン。
ところが、この3作目のAZEL(アゼル)はいきなりRPGとなった。
アゼルとは、エッジらが、冒頭で発掘した少女のような生物。
彼女の発掘を機にエッジは帝国に仲間を殺され、エッジ自身も転落してしまい…というところから物語は始まる。

そんなOPシーン等、随所にポリゴンで描かれたムービーを見せてくれる。
しかも、1998年の段階でフルボイスで。
通常のグラフィックも若干の荒さは拭えぬもののすべて3DのCGで描かれる。
2Dゲームの多いセガサターンの中であって、セガの執念と意気込みを感じ取れる。
プレイ時間の割にムービーの回数も多く、動きもこまやかだ。
CD4枚組もだてではない。
因みに、OPムービーの言葉は、英語でも日本語でもなく、パンツァー語で話される。
世界観の作りこみも半端でないのだ。

RPGではあったが、STGのエッセンスを盛り込んだ、システムとなっている。
最も特徴的なのが、戦闘シーン。
俗に位置取りバトルと言われ、中央に敵を4方向のいずれかから攻撃するシステム。
4方向には安全地帯と、危険地帯があり、また、敵の弱点もあったり、さらには、敵も位置取りをするのだから、絶えずに、位置取りをしながら狙わなければならない。
加えて、行動ゲージがたまらないと行動ができないのでなおさら、敵の行動には気を付けないとならない。
また、帝国軍と戦うこともあるが、相手が他の舞台と連絡を取りながら戦う姿は、他の世界観にない、独特の緊迫感を与えている。

移動面でも、基本的にエンカウントのあるエリアはドラゴンに乗って移動するが、その際はロックオンでオブジェクトを定め、もう一度押すことでレーザーで破壊したり、アイテムも手に入ったりする。
出入り口やセーブポイントも、ロックオン→レーザーで行う。
一方、街やキャンプでは、エッジが歩くことになり。
ここでもロックオンで遠い、近いと合わせて、行動する。
同じ人でも街の人を遠くで合わせると、隣の人との内緒話を盗み聞きできたり。
近くで合わせると、「よそ者に話すことはない」と言われたり。

残念な点もあった。
最も気になったのは、建物の入り口がわからないなど、次の行先がわからないことが多かった。
夜になる等、暗いところでは、特に分かりずらく、「困ったときは、キャンプかキャラバンに行くといい。」というやや投げやり気味な展開は気になった。
狭い通路を通ることが多く、スムーズな移動が難しかったり。
ドラゴンに乗っているのだから、もう少し、狭い通路よりも、渡り鳥のように大空を飛んでみたかった気もする。

元々、RPGの主人公はプレイヤー自身だった。
顔も名前もないゲーム内でも喋らない。
とはいえど、その主人公は剣を振り回す、強力な魔法で巨大な敵を倒す、場合によっては、生き返る、プレイヤー自身とは乖離したまるで、超人のような存在であったし、主人公の家族は皆、プレイヤーにとっては知らない人だ。
パンツァードラグーンRPGの人物、エッジは、職業、キャラクター性はともかく、ゲームシステムのみ抽出したら、極めて等身大の少年だ。
本人にHPやステータスはなく、超人のように強くなることはない。
強くなるのは飽くまで乗っているドラゴンなのだ。
つまり、仮に、主役がドラゴンライダー、戦闘はドラゴン、というシステムを採用すれば、我々のような少年、少女、その他普通の人間が主人公として働けるのだ。
となれば、海外ゲーマーがいう、不自然さも感じられないし、日本のゲーマーも強いドラゴンで無双するという楽しみも感じられる。
パンツァードラグーンRPGには、日本ゲーマーも海外ゲーマーも楽しめるゲーム製作のヒントが隠されているかもしれない。
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【AZEL パンツァードラグーン RPG】

第1170回 『AZEL パンツァードラグーン RPG』 『AZEL パンツァードラグーン RPG』は1998年にSS用として、 セガから発売されました。 AZELのタイトルにはRPGとわざわざつけてありますが、

プロフィール

サフィア

Author:サフィア
どっかの賢者な男性
主にQMA(クイズマジックアカデミー)のプレイ日記と、レトロゲームレビュー、ゲーム批評もそこそこに。
誰もが知っているメジャータイトルから、ここでしか見られない?マイナー作品まで幅広く取り上げるつもりです。(ジャンル、ハードは偏るかもしれませんが。)

ハンドルネーム・サフィアの元ネタは、女神転生外伝・ラストバイブル2のヒロインキャラです。

また、QMAシリーズでは、『サフィア(ユリ)』でプレイ。
過去には、QMA賢者の扉では、『シノブリュード(マヤ)』『プリム(シャロン)』、天の学舎では、『レナCタイクーン』でもプレイしています。

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