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171・「エストポリス伝記2」

エストポリス伝記2エストポリス伝記2
(1995/02/24)
SUPER FAMICOM

商品詳細を見る



タイトル・エストポリス伝記2
発売年・1995
機種・SFC
ジャンル・RPG
メーカー・発売・タイトー 開発・ネバーランドカンパニー


絢爛なRPGが世に送り出された後期のSFCソフト群にあって、その群を勢力図に換算すると、比較的目立たないエリア発売されたRPGの一つであるエストポリス伝記2。
1993年に1作目のエストポリス伝記が発売。
この作品も古き良きRPGでありながら、『うかつに愛を語る』というラブコメチックなストーリー展開というエストらしさを纏わせた快作だったが、この2作目でさらにビルドアップさせてみせたのだ。

その前作は、デフォルトネームの存在しない剣士とヒロイン・ルフィア達が99年前に討伐された後、復活したと噂される四狂神討伐の旅に出るというのが大筋のストーリー。
ただし、そのエストポリス伝記、電源入れて、冒険を最初から始めるを選ぶと、その前にマキシム、セレナ、ガイ、アーティの4人が虚空島で、その四狂神を討伐するクライマックスバトルから始まる。
マキシム達と四狂神の戦いが1つの結末を迎えた99年後に、剣士とルフィア達の物語がスタートするという演出だったが…。
エストポリス伝記2の主人公はそのマキシム。
エストポリス伝記2は、その結末に向かってストーリーは走り出す。
前作を少しでもプレイすれば、その結末はわかる。
その終焉をわかっている上で、物語は穏やかに幕を開ける(実際は、多少のアレンジが入るが。)

モンスター狩りという不安定な職を生業としているエルシドの青年・マキシム。
武器屋のティアと楽しそうな会話を交わすOPから始まり、その後、マキシムはチュートリアルを兼ねたダンジョン探索を行う。
ティアは密かにマキシムのことを想うのだが、どうもマキシムの勘は鈍い。
ストーリー面では、前作同様、ラブコメライクなテイストで進む。
マキシムは、冒険を進めると、やはり女性剣士・セレナや戦士・ガイ、エルフ族のアーティらと出会うわけだが、中でも一緒にティアがいる状況にて、そのセレナという器量よしな女性に出会ってしまうわけ。
となれば…うかつに愛を語る物語が開始、ティアとセレナの静かなる争いがゲームを支配する。

エストポリスらしいうかつな愛を語っちゃうストーリー面は健在なのに対し、ゲーム面では飛躍的な伸び率を見せたゲーム面。
今作大きく変わったのはダンジョン探索。
前作は多少の仕掛けを除けば、フィールドと大差のない戦闘、探索、移動速度、全編ランダムエンカウントだったが、今作はフィールドはランダムエンカウントに対し、ダンジョンはシンボルエンカウントをとっている。
マキシムが動くとたいていモンスターも同時に1歩動くという感じで行動する。
それだけでない、マキシムはダンジョン内で『剣で斬る』『物を押す』『物を持つ・投げる』といった行動をとり、数多くのRPG以上にパズル性の高いダンジョンを解くことになる。
さらに、冒険が進むと、『弓矢』『ボム』『フック』といったグッズも手に入る。
ダンジョンでは、弓矢でモンスターの動きを止めて戦闘回避、蔦を斬って、ボムでひび割れの壁を爆破して入り口を開けるはもとより、フックの使いやすいように物を押して動かすなど、アクションパズルのような謎解きが待ち構える。

また、冒険するメンバーは、最大で4人の人間に加え、各地に点在するカプセルモンスターも加わる。
自動で行動する、戦闘後に自動回復、そしてアイテムを与えることで成長する。
時に勝手に逃げ出すこともあり、使いこなすには、運も必要になってくる。
戦闘ではほかに、IPゲージというダメージを受けたら蓄積されるポイントがあり、一定数溜まると、装備に応じて強力な効果を発揮できる。
故に、前作よりも戦闘の難易度は明らかに下がった。

そして、ファンの間で語り継がれるエストポリス内大型アミューズメントパーク、それは、古の洞窟というダンジョン。
物語の中盤で行ける、いわばおまけダンジョンだが、もはやこれだけでゲームが1本作成できそうなボリュームを有する(実際に携帯電話のアプリで、古の洞窟というゲームが登場した)
マキシムが1歩動くとモンスターも1歩動くローグタイプのゲームに似たダンジョンを構成している今作だが、この洞窟に入るとレベル1からのスタートとなり(無論、ダンジョンを終えると元に戻る)。
地下1階から実に地下99階まで(ある条件で途中で帰ることもできるが)ある。
しかも、ここではさらにローグタイプのように毎回のように違うマップが構成される、落ちているアイテムは毎回ばらばらというもの。
地下99階にはボスも潜んでいるのだが、そこにたどりつくにはノンセーブで5、6時間ほど、しかも地下90階代はラスボス並の敵が徘徊している。
もしかしたら、四狂神忘れたと言わんばかりに古の洞窟でレベル1になり続けたマキシムさんも全国のどこかにいるかもしれない。

数々の新要素も加えたエストポリス伝記2だったが、版権所有の会社(日本フレックス)が倒産した関係で、当初計画されていたエストポリス伝記3(ルーインチェイサーズ)は残念ながら開発中止となった。
代わりに、よみがえる伝説、沈黙の遺跡・エストポリス外伝も登場する形で、辛うじてエストポリスブランドを維持してきた。
そして2010年にDSでは、このエストポリス伝記2のリメイクが発売された。
その名もずばり『エストポリス』。
だが、そのリメイク版エストポリスは絵柄もさることながら、A・RPGとして発売された。
やはり、1回1回立ち止まって戦うRPGと、幅広く動いて解くパズル性の富んだダンジョンは相性が悪かったということなのだろうか。
確かに9つの草が成長する前に全部刈れ、爆弾ですべてのパネルを裏返しにしろ等、いかにもすぎるパズルも今作には散見された。
実は、一部、結構難易度の高いパズルもあり、四狂神討伐よりもこちらで詰まってしまう恐れも感じた。
そして、エストポリス伝記2を『エストポリス』として発売した。
まるで1993年発売のエストポリス伝記は、無かったような扱いはしていないか。(近い将来、これをエストポリス2として売り出すのか…その場合、どんなアレンジを施すのか。)

確かに、エストポリス伝記2にも作品としての課題もあった。
だが、それ以上に1枚の絵、短いフレーズで『おおっ』ゲーマーを唸らせる材料は少なかった。
もっともその短いフレーズというのが、時に有名クリエイターだったり、政治力を持った人物だったり…。
それは飽くまで、ゲームキッズ、ゲームファンに、彼らの目に触れる権利を得るための手段である。
プレイしてからの肺腑をつく展開まではそれだけで伝わるほど簡単な代物ではないのだが…。
ゲームの本質とは何か、誰もがあらゆる角度から覗き込める悠久の議題は、およそ99年経っても解答はでないかもしれない。
だが、少しでもゲームに興味があるならば、エストポリス伝記の粉骨砕身の足跡を辿ってみてほしい。


お勧め度  18/20
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theme : レビュー・感想
genre : ゲーム

Comment

濃い・・・

はじめまして。

なつかしのゲームのことが書いてあったので、全部、読みました。

ずいぶん、詳しく書かれていましたが、当時のことを思い出しつつ読んだので、一気に読めてしまいました。(笑)

エストポリスは、1、2ともにクリアしました。古の洞窟の主も倒しました。

一回目に「え!!主って、こんなキャラ??」って、びっくりして、しかも当然の如く倒しきれなかったので、2度びっくりです。

おれの6時間(ぐらい)を返せーーー!!


って、思いました。(笑)

レスです

コメントありがとうございます。
RPG系はついつい長く語ってしまいます。

僕は、古の洞窟はクリアとまでは行きませんでした。
長時間かけて地下99階まで行った後に、あの主との戦いは、厳しいですね。

あの、図体も含めて。
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プロフィール

サフィア

Author:サフィア
どっかの賢者な男性
主にQMA(クイズマジックアカデミー)のプレイ日記と、レトロゲームレビュー、ゲーム批評もそこそこに。
誰もが知っているメジャータイトルから、ここでしか見られない?マイナー作品まで幅広く取り上げるつもりです。(ジャンル、ハードは偏るかもしれませんが。)

ハンドルネーム・サフィアの元ネタは、女神転生外伝・ラストバイブル2のヒロインキャラです。

また、QMAシリーズでは、『サフィア(ユリ)』でプレイ。
過去には、QMA賢者の扉では、『シノブリュード(マヤ)』『プリム(シャロン)』、天の学舎では、『レナCタイクーン』でもプレイしています。

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