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234「魔導物語(セガサターン版)」

魔導物語魔導物語
(1998/07/23)
SEGA SATURN

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タイトル・魔導物語
発売年・1998
機種・SS
ジャンル・RPG
メーカー・コンパイル



ゲームセンター等でヒットした落ちものパズルゲーム「ぷよぷよ」シリーズであるが、もともとこのゲームは、主にPCで登場した「魔導物語」という、魔導師の卵である少女、アルル・ナジャを主人公にしたローグタイプRPGをパズルゲームにした作品である。
キャッチーな世界観にキャラも売りの一つであるパズルゲームだが、魔導物語というRPGは、HPは表示されず、音楽や、自キャラの表情でステータス状態を判別する探索型RPG…ならまだしも、血みどろのグラフィック(生首の敵キャラ)、目に血が流れ込む等、アルルのハードな状態異常が飛び交う通称グロ魔導と称さえる作品もあった。

そして、その魔導物語の雑魚キャラのぷよをパズル化し、流血表現を取り除いてキャッチーさを前面に押し出したのが、ぷよぷよである。
2作目のぷよぷよ通、3作目のぷよぷよSUNと続編も登場する人気作、実際にゲームセンターでプレイした、家庭用でプレイした人も多いだろう。
元々高速スクロールが売りのザナック等シューティングゲームで名を馳せ、この落ちものパズルで人気を決定づけた…と思いきやしかし、1998年にメーカーの和議申請で会社が傾くことになった。
パズルゲームがヒットしたことが、皮肉にもそれ以外のヒット作を生み出しづらくなり、会社の寿命を蝕むことになったのか…。
(その他の原因は不明だが、そこは複数の某所のサイトを参照に…)

そして、そんな1998年の7月にセガサターンで登場したのが、魔導物語
RPG世界に大打撃、あるいは、優しいRPGとの触れ込みで登場したRPGである。
実際、3Dの派手なグラフィックが持て囃された時期に会って、2Dドット絵での作品であり、魔法ファンタジーに合ったグラフィックである。

先のようなステータス表示のない魑魅魍魎なローグタイプの魔導物語とは大きく違い、一般的なRPGのイメージに近い、ランダムエンカウント、サイドビュー型戦闘画面のRPGとして登場した。
ぷよぷよは、魔導物語をモチーフに作られたが、この魔導物語は、ぷよぷよの世界観をモチーフにして製作、という逆輸入された形で登場した。
しかし、コンパイルの和議申請が起こった時期での発売に製作。
和議申請時のさなかでの製作だったためか、一部の内容、例えば、プロモーションビデオ時とは大きく違っている部分も存在する。
それでも、なんとかして、一発あてて起死回生…を図ったのだろうか、まだまだ大きく当てるならRPGという時代、どうにかして発売に漕ぎ着けることができた。

さて、云うまでもなく、このぷよぷよ、そして魔導物語の主人公はアルルが務める。
が、今作のOPはまず、勇者ラグナスの話がスタート、プレイヤーが自分でラグナスの話を体験することになる。
ラグナスは、ぷよぷよSUNで初登場した普段は10歳だけど、レベルアップ?で17歳になるという人物だが、今回は、ひとまず、17歳の姿で登場する。

勇者ラグナス・ビシャシは、最終決戦ヨグ・スォートスとの決戦を目前に控えていた。
そして、ラグナスは、最終ダンジョンの近くの村人の期待を背負い、塔に侵入。(このシーンでのランダムエンカウントは無し、固定ポイントで戦闘を行う。)
塔の最上階にてヨグ・スォートスを討伐…したと思いきや、そいつは、その一部に過ぎず、ラグナスは、ある空間に引き込まれてしまうという不穏な幕切れをしてしまった…。

…というお話の紙芝居を…アルルが見ていました。
その話の続きが気になるところだが、紙芝居は、この場面で終了。
その後、買い物を済ませたアルルは家に帰ってが…そこで、裏山から異変が起こっていた。
アルルとその相棒?のカーバンクル(非パーティキャラ)は裏山に向かったが…。

というストーリーの導入部分。
そして、美少女格闘家のルルーとも合流するが、ルルーもまた、その異変に悩まされていた。
後述する戦闘共々、ストーリー面でも、今までの魔導物語(魔法学校に纏わる物語)とはまた大きく異なっている。
そして、その異変は世界各地で起こっていた。

最大のパーティ人数は3人まで。
そのうち、アルルとルルーはほぼ固定、残り1人がほぼキャラで残り1人が交代しながら進む。
ぷよぷよでおなじみだった、ミノタウロス、シェゾ、ハーピー、すけとうだら、ドラコorウィッチ(ゲーム中どちらか片方のみ仲間に)、ももも等が入れ替わるようにストーリー上強制で加入&離脱する。
キャラクターの良さが売りでもあるシリーズだけに、出来れば自由にパーティを組みたいという人は多かったかもしれない。

そして、フィールド画面、先のラグナス編は、フィールド画面があり、そのポイントで村、塔に入り画面も上下左右の見下ろしがたであるのに対し、この本編の移動画面は斜めクォータービューで、フィールド画面も選択肢から選んで潜入するといタイプに様変わり。
演出面でも心憎いことをしてくれる。

フィールド画面は、アルルは、火の魔法、ルルーは、破岩掌で障害物の除去を行う。
他、もももがパーティ内にいると、ダンジョン内でも買い物ができる等もできる等、キャラの特性にあった特技を移動画面でも披露。

さて、戦闘画面、過去作の魔導物語では、上記のようなタイプをとっていたが、今作は先も書いた通り、一般的なイメージに近いコマンド型RPGタイプの画面となっている。
が、それでも、出色する部分も含まれている。

まず、アルルら自キャラが左に、敵キャラが右に表示されるという、意外にも珍しいキャラ配置。
ステータス画面の存在しないPCの魔導と違い、上部に、HP、MP、そしてSPが上部に表示される。
SPは、ダメージを受ける、行動するなどでたまり(SPはボスにも設定)、一定数たまると強力な必殺技が使える。
特にアルル、ルルーの場合、レベルアップで新たな技を覚えるが、SP技で次のレベルアップで覚える技を繰り出せる。
そのアルルは、消費MP0(通常攻撃)でファイアー、アイスストームを使う魔法使いの卵ぶりが戦闘でも見られる。

ザコキャラにも「ぷよ」等パズルゲームでもお馴染みのキャラが登場。
パズルゲームの5色に加え、さらに別の色のぷよも登場する。

優しいRPGという触れ込み通り、ストーリー自体は、穏やかに進む。
とはいえ、後半ダンジョンで、まがまがしいダンジョンも登場し、ストーリーでも、まさに悪の根源といった敵キャラも登場する。
優しいRPGとはいえ、さすがに、RPG、迫力のある演出は欲しかったのだろう。

ぷよぷよでお馴染みのノリの軽いサタン様、この世界はサタン様の世界という。
そんなサタン様のとる行動と発言、これが、今作の大きなキーとなっている。
多くのRPGと比較しても出色な最終展開である。
同時に、他のゲームと比較しても、迫力と言っても、いわば、美麗なムービーもないだけに、一枚落ちるかもしれない。
見栄えも重要だが、かといって、グラフィックで騒ぎ立ててしまうのもどうだろうかと、このゲームをやってみると考えてしまうだろう。
確かに、従来の魔法学校を舞台にした魔導物語とは、違う景色が見えたかもしれない。
それでも、SFC時代のRPGが最高という人も多い中、(一商品としてはともかく、一作品としては)いい意味でその延長上にあるゲームが作られたという意味では、こういうRPGの存在は光るものがあった。
なにより、今作がもう少し成功できたなら、また、さらなる魔導世界がそこにあったでしょうから。

先のとおり、コンパイルが和議申請のさなかで登場し、その後、正式に製作会社の倒産。
その影響にて、現在今作をプレイするには、若干のプレミアがついており、ゲームショップを巡っても、一苦労するだろう。
サウンドトラックに至っては、何万円の値札がついて、ガラスケースの中で保管されている状態だ。
それだけ、十人十色のオピニオンあれど、ファンの間では、存在価値は認められている証拠だろう。
RPGが好きな人は多く居る中でいつの日か、こういった作品が日の目を、魔導に魅了された一部のファン以外にも、見る時が来ることを祈りたいものです。
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genre : ゲーム

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プロフィール

サフィア

Author:サフィア
どっかの賢者な男性
主にQMA(クイズマジックアカデミー)のプレイ日記と、レトロゲームレビュー、ゲーム批評もそこそこに。
誰もが知っているメジャータイトルから、ここでしか見られない?マイナー作品まで幅広く取り上げるつもりです。(ジャンル、ハードは偏るかもしれませんが。)

ハンドルネーム・サフィアの元ネタは、女神転生外伝・ラストバイブル2のヒロインキャラです。

また、QMAシリーズでは、『サフィア(ユリ)』でプレイ。
過去には、QMA賢者の扉では、『シノブリュード(マヤ)』『プリム(シャロン)』、天の学舎では、『レナCタイクーン』でもプレイしています。

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